タカラスタンダードの値引きは、他の会社と違っていると読んだことがありませんか。
多くの会社は大幅な値引きを行いますが、タカラスタンダードの製品については、大きな値引きはされない代わり最初からその分価格が低く設定されています。
タカラスタンダードの価格の表示の仕方と値引きについてお伝えします。
タカラスタンダードの値引き
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タカラスタンダードでシステムキッチンやシステムバス、トイレや洗面台などを購入する場合、定価から値引きが行われるのが普通です。
タカラスタンダードの場合は値引きが少ないとよく言われるのですが、その前に定価の表示の違いがあります。
タカラスタンダードの値引きが少ない理由
結論を言うと、タカラスタンダードの値引きが少ない理由は、カタログに記されている価格が最初から安いためです。
他のメーカーは、カタログの定価が安く、大幅な値引きをします。
タカラスタンダードの場合は、カタログの定価が安く値引きが少ない、その違いです。
タカラスタンダードの定価表示の違い
他のメーカーとの実際の価格の比較を見てみましょう。
仕様が違うので、必ずしも同一レベルというわけではないのであくまでモデルケースとして考えてみます。
価格表示の比較
たとえば、リクシルのシステムバス、戸建て住宅用の安い方でカタログをめくって最初に出てくるシステムバス、中級クラスのリデアの価格は、¥1,290,000 となっています。
タカラスタンダードのお風呂なら、普及価格帯のタイプ名グランスパ、同じサイズでの価格は¥684,000です。
ざっと見ただけでも定価の表示が倍近く違うということがわかると思います。
価格表示の比較:
- リクシルのシステムバス・・・¥1,290,000
- タカラスタンダードのシステムバス・・・¥684,000
上記はあくまで製品の定価なので、施工費は別です。
額面通りにとっていると、¥1,290,000の製品なら施工費を入れたら、場合によってはお風呂だけで200万円とかの値段になってしまいます。
ちなみに、リクシルのスパージュのカタログのいちばん最初に出てくるシステムバスの価格は、¥4,283,300。
ローコスト住宅のハウスメーカーなら800万円台で家が建ちますので、家の費用の半分はお風呂が占めるというような数字です。
なので、ここから値引きをするということが当たり前となっているのです。
それと比べると、タカラスタンダードの価格表示は、いちばん政党で常識的と言えると思います。
タカラスタンダードの値引き率の実際
タカラスタンダードの値引きといっても、タカラスタンダードの方に掛け合えば値引いてくれるわけではありませんで、どのメーカーの製品でも値引きを実際にするのはメーカーと共に工務店側です。
他社の場合は、通常6割、最大で7割を値引きするというところもあるそうです。
ただし一般から見ると、これはもう「値引き」と呼ばれる範囲の感覚ではないと思います。
製品の値引きの理由
どうして値引きが当たり前の高い価格となっているのかは、業界の決まりや常識のようなものあるらしく、様々な説があってはっきりわかりませんが、実際に施工する工務店などの業者との間の仕入れ値に関係があるようです。
タカラスタンダード以外のメーカーは、メーカーと工務店が仕入れ値や値引き率を自由に定めているため、カタログの価格は最初からあてになりません。
なので、タカラスタンダードの値引き率が悪いというのではなく、正確には、タカラスタンダード以外のメーカーの価格表示に問題があると言えます。
タカラスタンダードの値引きの例
うちの場合は同じタカラスタンダードのグランスパのFRP浴槽タイプでリフォームをしました。
カタログの価格は¥418,000です。
これは値上げ後の価格なので、数年前にリフォームをした時は価格はなんと37万円台でした。
※現在のグランスパの価格は下の記事で
価格が圧倒的に安いタカラスタンダード
リフォームを依頼した工務店の社長は価格の安さに絶句していました。
今の価格で同じグランスパの1坪サイズ1616で定価41万8千円となりましたが、値引き以前の価格だと思います。
結局、その後タカラスタンダードの場合は、工務店が最終的に2割引きの価格にしてくれました。
製品の値引き率の確認の方法
タカラスタンダードの場合は、値引き以前に価格が安いので、慣れている人なら迷うところはないと思います。
むしろ、他のメーカーと比較した際には安すぎて何かあるのでは? と思いそうな価格です。
そしてほかのメーカーは不当に高い価格がついているのは上記の通りです。
ショールームで見積もりを作ってもらう
システムキッチンやシステムバス、洗面台やトイレを含めた各製品の価格を正確に知るには、まずショールームに行って、自分の好みのタイプや仕様を選んでから、実際に見積もり書を作成してもらうことが先決です
その際に、アドバイザーさんに値引きについて聞いてみれば、値引きについてももちろん教えてもらえます。
さらに、タカラスタンダードだけではなく、他の好みのメーカーにも同時に行って同じように見積もり書を作成してもらってください。
タカラスタンダードなら、製品価格の1割か2割台の値引きというのが、妥当なところだと思います。
最終的な値引きは工務店に確認
次にはその見積もりの価格を元に、実際に施工する業者に値引きについて聞いてみるのがいいと思います。
先に説明した通り、他社メーカーは最初から価格が当てになりません。
しかも、値引きを行うのは業者側ですので、実際に見積もりを元に、業者側に聞かないと最終的な値引き済みの価格はわからないことになります。
なので、リクシルは何割、タカラは何割とはいっても、一つの目安でしかありません。
うちの場合は、リフォームだったので別な工務店が先にキッチンのエーデルの見積もりを渡してもらった際に、「価格はこのくらい値引きはこのくらい」と教えてもらいました。
業者の方は最初から価格も値引きも把握済みなので、聞けばすぐに答えてもらえます。
結局その工務店には依頼しませんでしたが、どのような工務店でも、実際に施工するしないにかかわらず、見積もりは出しますし、値引き率も教えてくれます。
値引き確認の手順
- ショールームで商品のタイプを選び、見積もりを作成して価格を確認する
- 必要なら他社メーカーの見積もりを取って比較の土台とする
- 各メーカーについて工務店に値引き率を確認する
実際カタログの価格だけでは確認ができませんし、値引き率も最終的には業者が決めるので、事前に調べるのは難しいです。
実際の数字を見てみるのがいちばん正確なところです。
まずは、ショールームに行って、見積もりの作成と値引きについて確認をしてみましょう。
タカラスタンダードなら、価格はカタログのそのままでだいじょうぶです。